はじめに TOEIC学習者・英語ガチ勢のあなたへ
英語が好きか嫌いかに関わらず、何かと受験をさせられる・避けて通れないTOEIC――AI自動翻訳が便利な世の中ですが、まだまだ学校や会社での評価には必要な試験ですね。
しかし、TOEICで英語をガチっても使う機会がない、せっかく英単語を覚えても使わなければ忘れてしまう……、もしくは英語ガチ勢でTOEICのスコアリングが楽しくてしかたがないけどそれ以外にも勉強の幅を広げてみたいと考えている方へ
今こそITの勉強を始めてみることをおすすめします!
ITでは謎のアルファベット3文字略語が嫌がらせのように使われていて、初学者を混乱させます。「謎の3文字英略語(DNS, LAN, WAN, PAN, VPN…)」の壁、基礎テキストを開いて現れるこれらの呪文が非IT系の入門を阻みます。
そこで「自分は文系だから」「IT未経験だから」と挫折しそうになりますが、結論から言って実は英語の構造理解が得意な人ほど、IT用語の習得スピードは圧倒的に速いのです。言い方を変えれば、謎の英略語は呪文ように丸暗記する必要がなく、英語力でサクサク攻略できてしまいます。
私がTOEICをガチっていた際は「金フレ」単語帳の丸暗記に頼らず英語の構造理解でTOEIC800点超を達成しました。
ITの学習も同じです。謎のIT用語について単語帳やテキストを準備して、丸暗記する必要などありません。
本記事では文系、非IT系のTOEIC・英語ガチ勢に向けてIT学習のハードルが少しでも下がることを願い、IT学習における最初の目標「ITパスポート(IP)」に出てくる英略語を楽々攻略する考え方をご紹介します。
なぜ英語が得意な人は「ITの英略語」で丸暗記が不要なのか?
IT用語は「ただの英語のフルスペルの略称」に過ぎない
非英語圏の人間から見ると「呪文」に見える英略語も、一文字ずつ分解してフルスペルにすると「そのままの意味」しか言っていません。
IT学習を特別にしていなくても、在宅勤務や会社のネットワークなどで見聞きする「VPN」という単語があります。超基本用語のVPNをフルスペルで解剖してみると、
Virtual(仮想の)+ Private(専用の/私的な)+ Network(網)
物理的に専用線を引くのではなく、「暗号化で仮想的に自分専用のプライベート空間を作る」という意味そのものであると、一瞬で理解することができます。
【実践例】英語の「語源・ニュアンス」で一瞬で定着するIT用語
IT略語をフルスペルに分解することは、英語からニュアンスを理解できることに加えて、「略語に使われているIT独特の英単語」を発掘することで、用語の本質的な意味を自然に定着させることができます。
例1:HTTP(Hypertext Transfer Protocol) / HTTPS(…Secure)
- Hypertext(文字を超えたテキスト/リンク構造)+ Transfer(転送する)+ Protocol(約束事/手順)+ Secure(安全な)
インターネットでおなじみのHTTPとHTTPSです。これを分解すると、TやSはTransferとSecureという簡単な意味の英単語で、HとPがそれぞれHypertextとProtocolといったIT独特の単語であるとわかります。
このようにまずは分解することで、HyperTextって何?Protocolって何?とITの超重要な基礎概念への理解へつながっていきます。
SがSecureであると知ってしまえば、「HTTPには脆弱性があるため現在は暗号化されたHTTPSが使用されている」などとテキストに書いてある記述を丸呑み・鵜呑みで丸暗記する必要などないのです。
例2:PKI(Public Key Infrastructure)
- Public(公開された)+ Key(鍵の)+ Infrastructure(基盤/インフラ)
情報セキュリティの分野における超重要単語です。HTTPのように日常では目にしないため、何も考えずに「ピーケーアイ」と覚えるのは苦行です。しかし英単語にバラしてしまえば意味はそのまんま、公開鍵のインフラで、暗号化通信の基盤を支えているものだと一瞬でわかります。そして、「じゃあ公開鍵ってなんだ?」という思考から、公開鍵という重要概念を理解することへつながっていきます。
例3:DNS(Domain Name System)
- Domain(領域/住所の)Name(名前の)System(仕組み)
これまた、NとSはほんとうにそのまんま「名前のシステム」。そこにITで避けては通れないドメインがくっついた形です。じゃあドメインってなんのこと?ドメインを名前で処理するシステムって具体的に何しているの?という発想から、DNSがIPアドレスと人間が見てわかりやすいドメイン名を紐づけている仕組みであること、といった理解につながります。
TOEICガチ勢ほど学習が楽しくなる!ちょっと難しい英単語が入ったIT用語の紹介
IT英略語が簡単な英単語(+IT独特の単語)の組み合わせであることをわかって頂けた上で、TOEICガチ勢が「これPart5で見たことあるやつだ!」と思えるような少し難しい英単語が含まれるIT用語を紹介します。自分自身、TOEIC学習からの既視感で楽々攻略できた単語・概念たちです。
TOEIC Part 5レベルの単語が組み込まれたIT重要用語リスト
① Vulnerability(脆弱性 / セキュリティ上の穴)
- 関連語: Vulnerability Assessment(脆弱性診断)
Vulnerable(傷つきやすい、攻撃されやすい)+ity(名詞化)- IPや情報セキュリティマネジメント試験(SG)で最重要の「セキュリティ上の欠陥・弱点」のこと。丸暗記派は脆弱性を「ぜいじゃくせい……最近ニュースのサイバー攻撃とかでよく聞くやつか」となんとなく理解するところ、TOEIC派なら
Vulnerable=「ガードが緩くて攻撃されやすい状態」と感覚で理解できます。
② Confidentiality / Integrity / Availability(情報セキュリティの3要素)
- Confidentiality(機密性):
Confidential(秘密の/極秘の)+ity - Integrity(完全性):
Integrity(誠実さ/完全無欠/改ざんされていないこと) - Availability(可用性):
Available(利用可能な/空いている)+ity - セキュリティの「CIA」と呼ばれる最重要概念です。TOEICのPart 5で「Strictly confidential(完全秘匿の)」や「Integrity of data(データの完全性)」なんていう表現で出てくる単語が、そのままセキュリティの根幹をなしています。
③ Authentication(認証)
- 関連用語:
- Multi-Factor Authentication(MFA:多要素認証)
- Two-Step / Two-Factor Authentication(2段階/2要素認証)
- スマホを使って日常生活をしていたら、よく使う多要素認証や、2段階/2要素認証は当然ITにおいてセキュリティの重要概念です。多要素認証=MFAと丸暗記せず、バラして理解してしまえば問題文に「MFA」と出てきてもAuthentication、認証のことだなとすぐ頭から引き出せます。
④ Redundancy(冗長性)
Redundancy(余分・冗長性・予備)は、ITの世界では「障害に備えてシステムを二重化・多重化しておく安全対策」として超頻出の概念です。これまたTOEIC Part5で高得点を狙うなら必須の単語ですね。Redundancyの派生語(形容詞形)のRedundantはRAIDという重要ワードに使われています。
- RAID(Redundant Array of Inexpensive/Independent Disks)
Redundant(冗長な/予備の)+Array(配列/ズラリと並べたもの)+Disks(ハードディスク)- 複数のHDDを並べてデータを分散・二重化し、1台壊れても復旧できるようにする技術。「なぜRedundant(予備)なのか」が直感的にわかります。
まとめ:英語力(TOEIC)を最高の武器にしてITの世界へ踏み出そう!
英単語だらけの本記事をここまで読んでくれたTOIECガチ勢のあなた――間違いなくITの素養があります!
英語の構造がわかる人は、すでにIT学習における強力なエンジンを持っています。
- 未知のIT略語に出会う→英単語にバラして理解する→含まれているIT英単語(Domainなど)を理解する→概念を深堀りする→知識が定着する
やることはこれだけです。IT用語単語帳も暗記も必要ありません。
しかしITといっても何から勉強していいかわからない――
それならまずは丸暗記ゼロで「ITパスポート」から挑戦してみませんか?
本ブログでは『【コスパ最強】テキスト購入ゼロ!Geminiを「専属家庭教師」にしてITパスポートを一発合格した学習法』というタイトルでITパスポートの勉強法を紹介しています。
ご興味をもたれた方、ぜひご一読ください!

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